今回は刀金具の制作依頼いただいた品の紹介です。
こちらは「縁(ふち)」と呼ばれるパーツ
柄(つか)の一番刀身側、鍔(つば)との境目にあるパーツです。銅と赤銅で制作。煮色仕上げ。
古いもののレプリカなので新しいものを作るのと違う部分は、そっくりそれに似せて作る作業ですね。ヤスリの角度、ヤスリ目の荒さなど、似せるのはなかなか苦労します。
こちらは「鍔(つば)」
普通丸型の鍔が多いですが、こちらは角形鍔。
こちらもレプリカで文字、模様そっくりに糸鋸で抜くのは苦労しました。
普段彫金では非鉄金属(銅・真鍮・金・銀)などを使うことが多いですが、この鍔は鉄なので糸鋸の進みも悪くて時間がかかりました。この後漆を焼き付け塗装して無事納品しました。
こういった技術も、普段の彫金教室・結婚指輪制作などにも活かしていけるよう日々精進してがんばります!
手作り結婚指輪スタジオ03-6427-3541